2026/03/14 23:24


3月14日。

ホワイトデーの今日、贈りものを探している方も多いかもしれません。


甘いものや小さなギフトも素敵だけれど、3月という季節を思うと、花を贈ることにはもう少し深い意味があるように感じます。


卒業や送別があって、これまでの時間をふり返る日があり、同時に、新しい場所へ向かう準備も始まる季節。

3月は、「ありがとう」や「おつかれさま」、そして「これからも元気でね」という気持ちが、ひとつの束になりやすい時期です。


だからこそ、この季節に似合うのが春の花。

ふわりと風を含んだようなスイートピー。

まっすぐで明るい表情を持つチューリップ。

幾重にも重なる花びらが美しいラナンキュラス。

春の花には、華やかすぎないのに、ちゃんと心に残るやわらかさがあります。


花のいいところは、言葉の代わりになるというより、言葉にそっと寄り添ってくれるところかもしれません。

はっきり伝えるのは少し照れる。

でも、何も伝えないままでは終わりたくない。

そんな気持ちを、花はちょうどいい温度で受け取ってくれる気がします。


一方で、贈る側としては迷うこともありますよね。

かわいらしい雰囲気が似合う方もいれば、甘すぎない落ち着いた色がしっくりくる方もいる。

送別のひと束と、恋人や家族へ渡す花では、似合う表情も少しずつ違います。


florist copper では、花材の名前を先に並べるより、その人に似合う空気を思い浮かべるところから始めたいと思っています。

やさしい人には、ふわりと抜け感のある束を。

凛とした人には、余白のある上品なまとめ方を。

かしこまりすぎず、でも軽すぎない。

かわいすぎず、でも冷たくない。

そんな“ちょうどよさ”を大切に、北摂の空気の中で花を束ねています。


近くの方へはもちろん、全国発送でも、その季節らしい温度ごと届けられたらうれしいです。

会えない距離にいる相手にも、気持ちの輪郭をやわらかく渡せるのは、花ならではだと思うからです。


ホワイトデーのお返しに。

卒業のお祝いに。

送別のひと束に。

あるいは、自分の背中を少しだけ押すための花にも。

何を贈ればいいか迷う日ほど、花は思っている以上に、やさしい答えになってくれるのかもしれません。


もし、贈る相手の雰囲気に合う花をゆっくり選びたいときは、春の花束のページをのぞいてみてください。

きちんとしすぎず、でも気持ちはちゃんと伝わる一束を、florist copper らしくお作りしています。